一般歯科 口腔外科｜稲川歯科医院｜下京区 四条駅

“周術期”とは、入院、麻酔、手術、回復といった、患者さまの術中だけでなく前後の期間を含めた一連の期間のことです。手術に必要な3つの段階「術前・術中・術後」が含まれます。

お口の中には、1gの歯垢に1億もの細菌がいます。
たとえば全身麻酔による手術では、口から気管チューブを挿入します。もしお口に細菌がいれば、それらを肺に押し込めてしまうことになります。
これにより、肺炎や気管支炎などのリスクが生じます。特に手術後、抵抗力が下がった患者さまは、発症のリスクが高くなります。

また、がんによる化学療法や放射線療法などでは、副作用として口内炎が出現します。これらの治療前にも口腔ケアを行うことで、口内炎の発生頻度をおさえることができます。

稲川歯科医院では、患者さまが安心して手術に臨んでもらえるよう、手術前後に「周術期口腔ケア」を実施しています。手術前にも口腔ケアを行い、歯垢や歯石の除去・動揺歯の治療もしっかりと行い、お口の中を清潔に保ちます。
また、患者さまお一人お一人の症状に合わせたセルフケアの指導も行っております。

周術期口腔ケアを行うことで、手術後の感染を減らすことができます。患者さまの早期退院・リスク削減につながりますので、手術前にも口腔ケアを受けられることをおすすめいたします。